バイオマスプラ+生分解性プラの新素材
大同至高のPLA発泡シートの特徴

大同至高が独自開発したPLA発泡シートの特徴についてご紹介します。また、PLAとはどのような素材なのかもご説明しております。不明点、気になる点ありましたらお気軽にお問い合わせください。

PLA(ポリ乳酸)とは?

PLA(ポリ乳酸)はトウモロコシやサトウキビなど、植物由来のデンプンや糖を原料とするバイオマスプラスチックです。生分解性プラスチックでもあり、 土の中などの自然界に存在する微生物の働きにより 最終的には水と二酸化炭素に分解されます。 また、石油系プラスチックと比較して、燃焼時の二酸化炭素排出量が少ないです。枯渇する恐れのない植物由来の再生可能資源を原料としており、カーボンニュートラルを含むサスティナブル社会の実現に貢献する材料として期待されています。今後、成型部品や繊維やフィルムまで、様々な用途に使用できる素材として注目されています。

※適切なコンポスト環境下にないと生分解されません。

大同至高のPLA発泡シートの特徴

  • PLA発泡シート/外観-写真
  • PLA発泡シート/表面拡大図-写真

大同至高が独自開発したPLA発泡シートは99%のバイオマスプラスチックであり、生分解性プラスチックです。また微細で均一な気泡ができる技術を持っているため、破れにくく、高い断熱特性を持っています。

PLA発泡シート/外観-写真

「生分解性バイオマスプラ」マークを取得

大同至高のPLA発泡シートは日本バイオプラスチック協会の「生分解性バイオマスプラ」マークと日本有機資源協会の「バイオマス95」マークを取得済です。生分解とは、単にプラスチックがバラバラになることではなく、微生物の働きにより、分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質をいいます。
※適切なコンポスト環境下にないと生分解されません。

生分解性バイオマスプラマーク 日本有機資源協会バイオマス95マーク

耐熱性

大同至高のPLA発泡シートはそのままシートとして活用する事もできますし、弊社独自の成形加工する事で150℃の耐熱性を有する高機能トレーにもなります。

破れにくい

従来の発泡技術では、小さなガス供給量の変動でも発泡に大きな影響を与える為、気泡が破泡したり、気泡径大を引き起こし、破れやすさの原因になっているほど、PLAは発泡が非常に難しい樹脂です。
大同至高の発泡技術では、プラスチック中に二酸化炭素などの不活性ガスを溶かし、急激にその圧力や温度等を変化させることで、微細で均一な発泡が可能になり、破れにくい発泡シートを製造できるようになりました。

99%バイオマスプラスチック

トウモロコシやサトウキビなど、植物由来のデンプンや糖を原料とするバイオマスプラスチックなので二酸化炭素削減の取り組みに貢献できます。

生分解性プラスチック

化学発泡剤を使用しない超臨界不活性ガスを使用した発泡成形技術により生分解性のシートの生産に成功しました。
生分解性樹脂によってできた大同至高の発泡シートは、微生物の多い環境においては約1週間で自然に分解されます。
※適切なコンポスト環境下にないと生分解されません。

抗菌性

抗菌性を評価)した結果、黄色ブドウ球菌は接種後24時間後において99.99 %以上の生菌数の減少が確認され、大腸菌に関しては接種後24時間後において約90 %の生菌数の減少が確認出来ました。発泡PLAシートの表面状態は細かな凹凸構造となっており菌が接する表面積が増えたため抗菌性が向上したと考えられています。植物由来で素材自体に抗菌性がある付加価値資材となります。

(評価機関:Q-TECH神戸試験センター JIS Z 2801(フィルム密着法)

高い断熱性

同様の物理強度なら軽量化が図れ、従来品よりも熱伝導度が低いので高い断熱特性を持っています。

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PLA発泡シートの成型技術

大同至高では発泡シートを任意形状へ成形・加工する事が可能です。CAD設計から金型への切削加工も全て内製化しております。もちろん成形加工も含め、全行程を自社で対応することが出来るため、梱包する商品の形に合わせた緩衝用のトレーなど、ご要望に応じたカスタム商品の生産にも柔軟にお応えする事が可能です。

実際の切削金型と成型・加工イメージ-写真 実際の切削金型と成型・加工イメージ

発泡PLAシートの成型・加工イメージ-写真 発泡PLAシートの成型・加工イメージ

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カーボンニュートラルに貢献

PLA(ポリ乳酸)は、植物由来のバイオマスプラスチックのため、「光合成によって吸収したCO2 量 = 焼却時のCO2 排出量」を目指すカーボンニュートラルの実現に貢献できる環境配慮型素材です。

カーボンニュートラルに貢献-写真

PPとPLAの二酸化炭素発生量比較

クリアファイルなどで使用されるPP(プリプロピレン)をPLAに置き換えると二酸化炭素の発生量を64%削減することが可能です。

素材 原料→樹脂 焼却時 育成時吸収量 CO2実質発生量
PP(石油系) +1,890 +3,200 - +5,090
PLA(植物系) +1,820 +1,830 -1,830 +1,820

※1tあたりの場合(単位:kg)

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環境配慮型製品のご提案-写真

環境配慮型製品のご提案

弊社ではPLAシートを中心とした、環境配慮型製品に力を入れています。取扱製品情報についてはこちらをご覧ください。

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