高精細印刷(FMスクリーン)
FMスクリーンは網点配列がランダムなため、AMスクリーンでおこりやすいモアレ(網点の干渉による模様)の問題を解消する手段として有効なことで知られています。さらにFMスクリーンを使用することで中間調はガモット(色再現領域)が広がるので、鮮やかな発色を得ることができ、20ミクロンという微少なドットの集合であるため、AMスクリーンでは読みづらかった平網の文字や平網部分の白抜き文字もシャープで読みやすく印刷できます。当社では同じ版の中にAMスクリーンとFMスクリーンを混在して出力することができるマルチスクリーンが可能です。 お客様の印刷物の内容から、どのタイプが適しているかを判断し、ご提案させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。
比較(グラデーション)
- ●FMスクリーン
- 階調をドットの密度で表現。
ドットの間隔が一定ではなく、スクリーン線数はない。
ドットの並びに周期性がなく、網角度は存在しない。 - ●AMスクリーン
- 階調を網点の大きさで表現。
中心位置の間隔が一定で、スクリーン線数・網角度が存在する。 - ●FMスクリーン
- ●AMスクリーン
- ひとつの版上で、複数のスクリーン、線数を混在させることができます。