白版とは?白版の基本とデザインテクニック!具体例も紹介
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こんにちは「大同至高」のライターチームです。透明素材や色の濃い背景にデザインを美しく印刷するために欠かせない「白版」。その重要性は理解しつつも、「どうやって作ればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、白版の基礎知識から、作成のポイントや応用テクニックまで解説し、初心者でも理解しやすい内容でご紹介します。

白版とは何か?基本を押さえよう

白版(しろはん)は、透明素材や特殊印刷で色を際立たせるための技術です。白インクを用いて、ベースとなる素材に下地を作ることで、背景色や透明部分に影響されず、印刷されたデザインを美しく魅せることができます。
白版は、印刷において他のカラーインクの下に配置される白インク層のことを指します。背景の影響を抑えることができる特別な役割を果たします。これにより、デザインが正確な色味で表現され、素材に影響して色が沈んだり色が透けたりすることを防ぎます。
白版の仕組み
たとえば、カラフルなデザインに白版を引くことで、背景が透けず、そのままの鮮やかさを表現できます。特に透明素材では、白版がないと背景が透け、意図したデザインや色味を再現するのが難しくなります。この性質が、販売用の小売りグッズや、ノベルティ、販促品で広く活用される理由です。
透明素材に白版が欠かせない理由

白版を使うことで、印刷されたデザインが素材に沈まず、鮮やかな仕上がりが得られます。透明な素材では特にその効果が顕著で、白版がなければ背景が透けて色味が不十分になりがちです。
透明なグッズでの印刷は、その素材そのものがデザインを活かす場合があります。例えば、企業のロゴが目立つ形で印刷されるクリアファイルや、イベントで配布されるクリアしおりなど。これらは視認性が非常に重要であり、白版が不可欠です。
白版の重要性を実感するシーン
さらに、透明素材を使った名刺なども最近注目されています。プロフェッショナルな印象を与えるこの名刺では、細かいデザインやロゴが鮮明に見えるため、白版の有無が成功を分けるポイントとなります。
白版なしの場合の課題
白版なしでは印刷部分が薄くなり、背景色が透けてしまうため、意図したデザインが視認性を欠き、質が低く見える可能性があります。
差別化できる!白版を工夫したデザインテクニック
部分的な白版の使用
カラーインク全体の裏に白版を印刷するのではなく、デザインの一部に白版を使用することで奥行き感を演出できます。例えば、文字部分だけに白版を使い、背景とのコントラストを高めるなどの工夫が効果的です。こうした部分的な工夫は、製品にストーリー性を与え、見る人の興味を引きつけます。
グラデーション白版
白版をグラデーションとして使用することで、なめらかな色合いや質感を再現できます。これにより、単なる平面的なデザインではなく、立体的で引き込まれるような仕上がりになります。
たとえば、海の波をイメージしたデザインの場合、グラデーション白版を活用して深みを表現できます。 また、影や光の反射を自然に見せたい場面でも、この手法が有効です。
1回多く白版を印刷する
通常のクリアファイル等の印刷は4色のカラーインキと白インキを印刷しますが、そこでさらに白を1回多く印刷することで、紙を入れた時にまるでマジックのように印象がガラッと変わるデザインにすることも可能です。
モノクロ写真がカラーになる、夜が昼になるなど面白いギミックを付与することができます。
白版はどんなグッズに使われる?具体例3選
クリアしおり
フェイスうちわ(取っ手付きタイプ)
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イベントを盛り上げること間違いなし!通常は、うちわとして使用するのですが、フォトプロップス(写真の小道具)として使用することもできるフェイスうちわは、透明度の高い素材でできています。絵柄に白版を印刷することで、隠蔽性が増し、写真を見たときに絵柄がはっきり見えます。
PPクラフト 電車Nゲージ
まとめ
白版の活用は、デザインの仕上がりを大きく左右します。特に透明素材や特殊印刷を用いる場合には、白版の適切な使用が欠かせません。初心者でもスムーズに進められるよう、まずは基本を押さえ、デザインデータの作成に挑戦してみましょう。
しかし、データ作成や白版の取り扱いが難しい場合もあるでしょう。その際は、データ作成サポートがある印刷会社に相談してみると良いでしょう。専門的な知識と経験を活かし、具体的にどのようなデザインが目的に適しているのか、どの加工方法が最適なのかをアドバイスしてくれます。
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