エコ素材とは?種類とそれぞれの特徴、企業が活用するメリットを解説
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こんにちは「大同至高」のライターチームです。
世界ではエコへの関心が高まっており、企業活動でもエコ素材の活用が注目を集めています。自社でノベルティや販促品を制作する際に、エコ素材を活用したいと考えている担当者も多いのではないでしょうか。この記事では、エコ素材とは何なのか、エコ素材の種類や注目を集める理由、活用するメリットなどを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
エコ素材とは
エコ素材とは、環境に配慮された素材のことです。エコとは「ecology」を略した言葉で、本来は生態学という意味を持っていました。しかし、現在では「環境にやさしい」「地球にやさしい」などといった意味でも使用されており、広く知られています。
エコ素材は、企業活動の一環として行われるノベルティや販促品、オリジナル商品などの開発に使用されるケースも多いようです。以下では、エコ素材が注目を集める背景について解説します。
企業でエコ素材の活用が注目されている背景
企業活動のなかでも、エコ素材の活用が注目されています。ここでは、なぜ企業でエコ素材が注目されるようになったのかを解説します。
SDGsが国連サミットで採択された
SDDsとは、「Sustainable Development Goals」を略した言葉で、日本語に訳すと持続可能な開発目標となります。2015年9月に行われた国連サミットで、持続可能でより良い世界を目指すための目標としてSDGsが採択されました。
SDGsは17の目標が掲げられており、貧困や飢餓、ジェンダー平等などさまざまな目標がありますが、そのうち気候変動や海洋資源などといった環境問題への取り組みも定められています。SDGsで掲げられた目標は世界的に取り組むべきものであり、日本でもSDGsで定められた環境問題への取り組みを行う企業が増加しています。
日本の環境問題への取り組みが遅れている
SDGsの採択などにより、世界的に環境問題への取り組みは活発化しています。しかし、日本はグローバルな視点から見た場合、環境問題への取り組みが遅れており、国際的な評価が低くなっているといわれています。
実際のデータを例にとって見てみましょう。リサイクル率の場合、アイルランドが78%、スイスが74%となっており、ヨーロッパ諸国全体では約70%と高い水準を保っているのに対して、日本では19.9%とかなりの差があることがわかります。このように、日本では環境問題への取り組みが世界と比べると遅れているため、企業でも環境へ配慮した取り組みが重要視されています。
企業が製品開発にエコ素材を活用する5つのメリット
エコ素材を製品開発に活用することは、企業にとってもメリットがあります。以下では、エコ素材を活用する5つのメリットを解説します。
【エコ素材を活用する5つのメリット】
- 環境問題に貢献できる
- 従業員満足度の向上につながる
- 企業の認知度やイメージアップにつながる
- 付加価値による収益向上が期待できる
- 新しいビジネスチャンスを得られる
環境問題に貢献できる
エコ素材は、環境に配慮した素材であり地球にとってやさしい素材です。このようなエコ素材を使うことで、直接的に環境問題に貢献できるというメリットがあります。前述したように、SDGsが国連サミットで採択され、環境問題への取り組みは全世界で行うべき重要な課題です。エコ素材活用により、環境に配慮した企業活動が行えます。
従業員満足度の向上につながる
エコ素材を活用することで、従業員も環境問題へ取り組んでいると実感できるようになります。自身が働く企業が環境へ配慮している、社会的な問題に真摯に向き合っていると実感できることで、従業員が自社を誇らしく思えたり愛社精神が芽生えたりします。従業員の満足度が向上することで、生産性アップなども期待できるでしょう。
企業の認知度やイメージアップにつながる
エコ素材を活用することで、環境問題へ取り組んでいるとしてメディアなどに取り上げられる可能性もあるでしょう。これにより、企業の認知度向上が見込めます。また、環境にやさしい製品を開発したりエコ素材を活用したりすることで、環境問題にまじめに取り組む企業として認知され、イメージアップにつながります。
付加価値による収益向上が期待できる
環境に配慮したエコ素材を活用して製品開発やノベルティなどを作成することで、「環境にやさしい」という付加価値が生まれます。環境問題への意識は企業だけではなく、消費者の間でも高まっており、エコに関心を持っている消費者も少なくありません。エコ素材を活用することで消費者からの注目を集めて、結果として収益向上が期待できるでしょう。
新しいビジネスチャンスを得られる
エコ素材を積極的に活用して、環境問題への取り組みに真摯に向き合うことで、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。企業として環境活動への取り組みを行うことにより、今まで関わりのなかったような新しいコネクションが生まれたり、新しい事業につながる情報が入ってきたりするケースもあり、ビジネスチャンスが広がります。
エコ素材の種類一覧と特徴
エコ素材にはさまざまな種類があります。以下では、エコ素材の種類と特徴について詳しく解説します。
オーガニックコットン
オーガニックコットンとは、農薬や殺虫剤などを使用せずに栽培された綿花で作られたコットンのことです。オーガニックとは有機栽培のことで、環境や安全性に配慮して栽培・生産された植物を指します。オーガニックコットンは、トートバッグやタオルなどに使われており、一般的にも普及している代表的なエコ素材です。
バンブーファイバー
バンブーとは竹のことです。バンブーファイバーとは、竹の繊維をパウダー状にして固めた素材のことを指します。竹は農薬などを使用しなくても成長するため、日本やアジアでは昔から広く活用されていました。バンブーファイバーの特徴は、落としても割れにくい丈夫さと軽さです。そのため、マグカップやタンブラーなどの製造に使用されるケースが多いようです。
ウォッシャブルペーパー
ウォッシャブルペーパーとは、新聞古紙を原料として作られたエコ素材です。耐久力に優れており、張り感があるため扱いやすいという特徴があります。天然素材で作られており、リサイクルなども可能です。原料は新聞古紙ですが、水に強く布のように扱えるため、バッグやポーチラッピングバッグなどを作る際に活用されています。
再生ポリエステル繊維
再生ポリエステル繊維とは、ペットボトルをリサイクルして作られたエコ素材です。再生ペットボトル繊維を呼ばれるケースもあります。使用済みのペットボトルから糸を作り出して、その糸を使って作られた生地です。伸縮性や耐久性、速乾性に優れているため、Tシャツやアウトドアウェアなど多くの用途で使用されています。
ヴィーガンレザー
ヴィーガンレザーとは、動物性の原料を使用しない素材のことです。通常レザーは動物の皮を使用しますが、ヴィーガンレザーはパイナップルの葉やりんご、サボテンなどの動物性ではない素材を作って作られます。本革と質感や見た目などが似通っており、本革よりも軽量です。そのため、ポーチなどのファッショングッズに利用されています。
アップサイクル素材
アップサイクル素材とは、捨てる予定の素材を加工して製造された素材です。リサイクルと混同しがちですが、アップサイクルは元の素材を分解せずに加工することが特徴で、元の素材を生かして新しい製品を作り出します。たとえば、革製品の製造過程で出る床革は財布やバッグなどに使用されているようです。
企業でエコ素材を活用した製品開発をする方法
環境活動への取り組みとして、エコ素材を使ったノベルティや販促品の制作を考えている企業も多いでしょう。エコ素材を使ったノベルティなどの制作は、エコ素材のグッズ制作が可能な業者に依頼する必要があります。
まずは業者のホームページをチェックして、エコ素材でのグッズ制作が可能か、どのような素材を使って製品開発を行っているのかなどをチェックしましょう。この際、制作にかかる費用も確認しておき、必要な予算を確保しておくことが重要です。
まとめ
エコ素材とは、地球環境に配慮した素材のことです。企業でもエコ素材を活用した製品開発、ノベルティ制作などに注目が集まっています。エコ素材を使ったノベルティ制作をする際には、エコ素材でのグッズ制作が可能な業者に依頼しましょう。
大同至高株式会社では、純国産の社内一貫生産で完全オリジナルノベルティの制作が可能です。形状からの制作もでき、デザイン依頼にも対応できます。商品サンプル・カタログ・見積もり無料で、インクジェットサンプル作成も無料のため、量産前の確認もできるなど、サービスが充実しています。
エコ素材を活用したノベルティや販促品の制作をお考えなら、ぜひお問い合わせください。
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