エコ・サステナブルの意味と違い|企業がSDGsを実践する方法も

こんにちは「大同至高」のライターチームです。
エコやサステナブル、SDGsなど、環境問題に関わる言葉は数多くあるため、「意味や違いが実はよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。

当記事では、エコやサステナブル、SDGsという言葉の意味や、それぞれの違いを解説します。企業活動におけるエコ・サステナブルの重要性や、企業のSDGsへの取り組み方もお伝えします。SDGsに配慮した活動で、企業のイメージアップを図ることができるため、ぜひ広報活動に生かしてください。

エコ・サステナブルの意味と違い|企業がSDGsを実践する方法も

エコとサステナブルの意味・違いとは?

エコとサステナブルの意味・違いとは?

「エコ」とは、エコロジー(ecology)の略で、生物と環境のつながりを研究する学問である生態学から派生した言葉です。エコロジーは、人間も生物の一員であるとし、人間生活と自然環境との調和や共存を目指す考え方です。

また、エコノミー(economy)と混同される場合も多く、「エコ」にはいつしか経済的な意味合いも加わるようになりました。産業を追及した大量生産・大量消費社会によって地球温暖化が深刻化してしまったように、環境と経済はどちらか一方だけを推し進めればよいものではありません。

両方を車の両輪のようにバランスよく発展させていかなければならないことから、環境と経済のつながりを強調する意味も込められていると言えるでしょう。

一方で、「サステナブル」とは、sustain(持続する)と~able(〜できる)を合わせた言葉で、「持続可能な」あるいは「継続できる」と訳されます。人間の活動が環境に悪影響を与えず、なおかつその活動を維持できる様子を表す言葉です。限りある資源を子どもたちの未来まで残しておけるようにする取り組みはサステナブルと言えます。

サステナブルと関連して、近年よく耳にする言葉に、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」が挙げられます。SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。SDGsは、2015年の国連サミットで採択された、「2030年までに持続可能でよりよい社会を目指す」という国際目標です。17のゴールと169のターゲットからなり、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

発展途上国だけでなく、先進国も率先して取り組むべき普遍的な目標であるとされており、日本でも複数の省庁を横断して積極的に取り組んでいる課題です。

エコもサステナブルも「地球環境にやさしい」という意味合いは同じですが、エコは環境に重きを置いた考え方で、サステナブルやSDGsは持続可能な社会全体のシステムを重視した考え方です。

企業活動でエコ・サステナブルが重要な2つの理由

企業活動でエコ・サステナブルが重要な2つの理由

SDGs目標は、国が主体となって取り組むというイメージがあり、企業や個人には関係ないと考えてしまうかもしれません。しかし、近年の企業活動では、利益を追求するだけでなく、環境保護や持続可能な発展を考慮することが求められる傾向にあります。

ここでは、エコやサステナブルが、なぜ企業活動においても近年重視されるようになっているのか解説します。

企業の認知度・イメージ向上

企業がSDGsを実践することによって得られるのは、「環境問題や人権問題などに前向きに取り組む企業である」というイメージです。SDGsに前向きだというイメージを消費者に持たせられれば、商品に付加価値がつき業績にプラスに働く可能性があります。SDGsは世界的な関心事であるため、先進的な取り組みを行った企業には自ずと注目が集まり、認知度が上がることも期待できます。

また、SDGsに取り組むことにより、社員が「積極的に問題を解決しようとする企業の一員である」という意識を持ちやすくなるという利点もあるでしょう。世界共通の課題に取り組むことによって、社員一人ひとりのモチベーション向上が期待できます。

ESG投資への対応

ESG投資とは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)といった観点を重視した投資方法のことです。従来のように売上高や利益だけでなく、ESGの観点を重視する投資家が近年増えています。つまり、環境や、社会的な責任、適切な労働環境への配慮が欠ける企業は、資金を集めにくくなっているのが現状です。

そして、ESGを重視する企業はエコでサステナブルな企業であると言えます。SDGsは世界共通のゴールであり、ESGはSDGsを達成するための手段です。企業がSDGsに配慮すると、ESG投資の対象と見なされ、資金調達の面で有利となります。

企業活動でエコ・サステナブルに配慮する3つの方法

企業活動でエコ・サステナブルに配慮する3つの方法

エコやサステナブルに配慮する必要性を感じているけれど、企業活動でどう生かせばよいか分からないという人もいるでしょう。実は少しの工夫で、環境に配慮した企業活動を行うことが可能です。

ここでは、企業活動でエコ・サステナブルに配慮する方法を、3つ紹介します。

省エネを心がける

オフィスにおいて、一人ひとりが省エネを心がけることは、立派なエコ・サステナブルな活動です。具体的には以下のような方法があります。

■省エネの取り組み

  • 人のいない場所の照明をこまめに消す
  • なるべくエレベーターでなく階段を使う
  • クールビズを強化し冷房温度を引き上げる
  • ノー残業デーやテレワークの推進
  • リサイクルコピー紙の活用

省エネ活動は、他にもエコバッグやマイボトルを持参したり、ゴミを区分ごとに分別したりするなど、少しの手間でできることばかりです。環境にやさしくなれる上に、消費電力やコピー紙などの備品代を削減できるため、ぜひ実践しましょう。また、ノー残業デーやテレワークを推進することは、働き方の改善にもつながります。

再生可能エネルギーを使って企業活動を行う

再生可能エネルギーとは、温室効果ガスを出さない自然由来のエネルギーのことです。太陽光・風力・地熱・水力・バイオマスといったものが該当します。太陽光パネルを設置することで、自社で再生可能エネルギーを作り出し、環境負荷の少ないクリーンな太陽光エネルギーを利用できます。

自社で再生可能エネルギーを作らずとも、グリーン電力証書などを購入し、環境改善に貢献するという意思表示も可能です。再生可能エネルギーには、電力そのものの価値と、二酸化炭素を排出しないという「環境価値」の2つの価値があると考えられています。グリーン電力証書などを購入し、使用している電気と組み合わせて使うと、環境に配慮する企業と見なされるため、積極的に活用しましょう。

環境価値を取引できる証書やクレジットには、以下のものがあります。

■環境価値を取引できる証書やクレジットの例

  • グリーン電力証書
  • J‐クレジット
  • 非化石証書

環境価値を取引できる証書やクレジットを購入すると、代金は再生可能エネルギーを発電した事業者の利益となるため、環境改善に貢献できます。

エコ素材を使ってグッズ・ノベルティを作る

企業の広報活動の一環として配布する、オリジナルグッズやノベルティによって、エコ・サステナブルに配慮した活動をアピールできます。オリジナルグッズにエコ素材を使用することで、ノベルティを受け取った顧客は、「環境に配慮している企業なのだな」という認識を持ち、好印象を抱く可能性が上がるでしょう。

環境に配慮した素材でオリジナルグッズを製造している企業に、大同至高株式会社があります。大同至高株式会社では、エコ・再生素材を使用した以下のようなオリジナルグッズを作れます。

■大同至高株式会社のエコ・再生素材グッズ

  • クリアファイル
  • 抗菌マスクケース
  • 組み立てスマホ・ペンスタンド

一般的なA4クリアファイルだけでなく、オリジナルの形状の表紙がついたクリアファイルや、抗菌加工が施されたマスクケースなどを取り揃えています。また、オリジナルデザインを印刷することが可能です。なお、ペットボトルやペットボトルキャップから作られた素材の他、さまざまなエコ素材を選ぶことができます。

また、大同至高株式会社は太陽光発電の導入や、外国人技能実習生の受け入れなどを通してSDGsに取り組んでいます。

まとめ

「エコ」と「サステナブル」は、環境にやさしいという意味合いについては共通しています。一方で、エコは環境問題を重視した考え方であることに対し、サステナブルは持続可能な社会を目指した包括的な考え方です。また、SDGsは持続可能な開発目標のことで、よりよい世界を目指す国際目標です。

SDGsに配慮した企業活動を行うことは、企業のイメージアップにつながります。実践は難しいことではなく、照明をこまめに消すなど、少しの工夫で取り組めます。SDGsに配慮しつつ、オリジナルグッズ・ノベルティを制作・配布したい場合は、ぜひ「大同至高株式会社」にご相談ください。

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