再生素材の特徴や種類とは?活用するメリット・デメリットも解説

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こんにちは「大同至高」のライターチームです。
SDGsの一環として、製品や販促品などに再生素材を利用する企業も増えています。

この記事では、企業の販促担当者に向けて、再生素材の主な特徴や種類、販促品に再生素材を活用するメリット・デメリットなどを解説します。自社のオリジナルノベルティの制作を検討している企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

再生素材の特徴や種類とは?活用するメリット・デメリットも解説

サステナブルな再生素材とは

再生素材は、SDGsの一環として利用されています。再生素材がどのようなものなのか、以下で解説します。

再生素材とは

再生素材は、不要品を別の用途で利用できる状態に加工された素材を指します。不用品はリサイクル処理にかけられ、さまざまな工程を経て加工されます。再生素材の一例は、以下のとおりです。

【再生素材一例】

  1. ・再生紙
  2. ・再生繊維
  3. ・再生プラスチック など

SDGsが国連で採択されたことをきっかけに、サステナブル(持続可能)な取り組みが世界で注目されるようになりました。SDGsは、Sustainable Development Goalsの略称で、持続可能な開発目標という意味で用いられています。

※参考:SDGsとは?|外務省

再生素材の主な特徴

再生素材の特徴は種類によって異なります。ここでは、再生紙、再生繊維、再生プラスチックの特徴を解説します。

再生紙

再生紙は、新聞紙や雑誌などの古紙をリサイクル処理して作られた紙です。古紙は繊維状に細かくほぐし、繊維から再び紙を作ります。本来ゴミとして廃棄される新聞や雑誌などを再利用して再生紙を作ることで、ゴミの削減が可能です。また、新たに木を伐採する必要がないので、森林資源を守ることにもつながります。

再生繊維

再生繊維は化学繊維の一種で、植物などから人工的に抽出したセルロース(食物繊維)を加工した繊維です。再生繊維を使って織られた生地は光沢があり、やわらかな手触りが特徴です。再生繊維は植物から取り出した食物繊維だけでなく、コットンやウールで作られた生地もリサイクル処理の工程を経て、再生繊維に生まれ変わります。

再生プラスチック

再生プラスチックは、廃棄されるプラスチック製品を再びプラスチック素材に戻したものです。廃棄されるプラスチックは粉砕や混合、溶解などの工程を経て、新たなプラスチック製品を作ることをマテリアルリサイクルと呼びます。

再生素材の種類

再生素材にはさまざまな種類があります。以下では、再生紙と再生繊維、再生プラスチックの主な種類を解説します。

再生紙の種類

再生紙の代表格として非木材紙やシリアルペーパー、間伐材紙などが挙げられます。非木材紙は木材ではなく、植物や収穫後に不要になった農産副産物などを原料に作られています。シリアルペーパーは、食品を加工した際に不要になった穀物の皮や、おからなどの繊維を利用して作られた紙です。間伐材紙は間引きのために伐採された木を原料にした紙を指します。

再生繊維の種類

再生繊維の主な種類は、オーガニックコットン、生分解性再生セルロース、再生ポリエステルです。オーガニックコットンは、殺虫剤などを使用せずに育てられた綿花を原料に作られた素材です。生分解性再生セルロースは、植物から抽出したセルロースを加工して繊維が作られています。再生ポリエステルは、廃棄されるペットボトルを原料にして作られた繊維です。

再生プラスチックの種類

再生プラスチックの代表的な種類は、発泡スチロール、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンなどです。発泡スチロールは、ポリスチレンというプラスチック素材を原料にしています。ポリエチレンテレフタレート(PET)は、ペットボトルを再利用して作られた再生プラスチックです。ポリプロピレンは燃焼時に有毒ガスを発生させないことで知られる素材です。

再生素材を活用した商品例

再生素材を利用して作られた商品は多様化しています。以下では、再生素材を活用した商品の一例を紹介します。

エコバッグ

エコバッグは再生ポリエステルなどの素材を利用して作ることができます。レジ袋が有料化され、エコバッグの普及は加速しています。再生ポリエステルで作られたエコバッグの特徴は耐久性や速乾性に優れており、汚れにくいことです。

Tシャツ・ポロシャツ

Tシャツやポロシャツなどの衣服も再生ポリエステルなどの素材で作れます。再生素材はスポーツウェアやアウトドアウェアなど、屋外で使用される機会が多いウェアの原料に活用されています。耐久性もあるため、繰り返し洗濯して使用できます。

ニット製品

廃棄されるウール製品から作った再生糸を用いて、衣服などのニット製品を作ることも可能です。再生素材のナイロンと混合した再生糸を作れば強度がさらに高まり、より耐久性のある生地を作れます。またアパレル業界の廃棄ロス問題を解決する突破口になるでしょう。

再生素材を販促品に活用するメリット

企業が、再生素材を販促品に活用した場合、認知度の向上やブランディング、イメージアップなどのメリットが得られます。

企業の認知度を向上できる

販促品には会社名やロゴを印字できるため、自社の認知度の向上に活かせます。再生素材を使用したエコバッグなどの持ち運びに便利な商品を作ることで、利用する人だけでなく、会社名やロゴを目にした人にも自社の存在を認識してもらえます。長く愛用してもらえれば、持続的な宣伝効果が期待できます。

企業のブランディングに活かせる

販促品は、自社の製品やキャンペーン、プロジェクトなどの宣伝効果が期待できるため、ブランディングに活かせます。再生素材を利用した販促品を通じて、環境問題への提起も行えます。ボールペンやティッシュペーパーなどの普段使いしやすい販促品を配布すれば、利用者が使用するたびに目に留まりやすくなるでしょう。

企業のイメージアップになる

再生素材を活用した販促品を配布することで、企業はSDGsに貢献している活動を社会や消費者にアピールできます。SDGsに配慮した企業は、社会的な責任を果たしていると認知されやすくなります。再生素材を利用した販促品の作成から始まった活動は社会に認知され、結果的に企業のイメージアップにつながっていくでしょう。

再生素材を販促品に活用するデメリット

再生素材を販促品に活用した場合、コストがかかったり、品質によっては逆効果になったりするケースもあるので注意が必要です。

コストがかかる

使用する再生素材によっては、販促品の製作コストが余計にかかってしまいます。販促品を無料で配布する場合は、製作コストをかけても利益が生まれないため赤字を覚悟する必要があります。また販促品をすべて配布できたとしても、受け取った人が持ち歩いたり頻繁に利用したりしなければ、宣伝効果などの成果は見込めません。

クオリティが低いと逆効果になる場合がある

製作コストを抑えて品質の低い販促品を配布した場合、利用者から不満が出て、企業イメージが低下する可能性があります。一方、製作コストをかけすぎれば企業の損失が増えてしまいます。販促品を製作する際、あらかじめターゲットや配布する目的を明確にしておかなければ、宣伝効果は得られないでしょう。

再生素材を活用するポイント

再生素材を利用して販促品を製作する場合は、次にあげるポイントを参考にしましょう。

ターゲットや配布目的を明確にする

前述したように、販促品を配布する目的や訴求したいターゲットを設定しておくことが大切です。ターゲットを設定する際は、誰に、何を、何のために配布するのかを想定しましょう。ターゲットを設定していれば配布すべき相手が明確になり、販促品を受け取ってもらいやすくなります。

実用性が高く使いやすいものにする

販促品は利用者の視点に立ち、使い勝手のよいものを選ぶことが大切です。例えば、エコバッグのように持ち運びやすく折り畳むとコンパクトになるものや、ボールペン、メモ帳などの実用性が高いものが挙げられます。販促品を使ってもらうことで宣伝効果などを得られるため、利用者が使いたいと思ってもらえるようなデザインにしましょう。

自社の要望に合った外注業者を選ぶ

販促品を外注する場合は、自社の要望に合わせられる業者を選ぶようにしましょう。業者によって製作にかかるコストや納期、活用できる再生素材の種類は異なります。また発注量によって値引きしてもらえる場合もあるので、事前に複数の業者から見積もりを取っておき、比較検討することをおすすめします。

再生素材を積極的に活用している企業・ブランド例

再生素材を活用している企業やブランドも多くあります。以下では、再生素材を積極的に活用している企業やブランドの事例を紹介します。

Apple

Appleは、製品に再生素材を使用しています。2021年には出荷した製品に使用されるアルミニウムのうち、約6割が再生素材に由来したものが活用されました。Appleは回収した製品を分解するロボットを開発しており、将来的に製品の完全回収も可能です。さらに、廃棄物をゼロにするという目標を設定しています。

マクドナルド

マクドナルドでは、子ども用のメニューとセットで配布したおもちゃを回収するプロジェクトを行っています。おもちゃの回収方法は、店内に設置された回収ボックスに入れるだけと、子どもが参加しやすい簡単な手段です。回収されたおもちゃは店内で使用する食品トレーなどに再利用され、子どもへの環境教育の実践に役立っています。

H&M

H&Mでは、古着を店内に持ち込むと、公式オンラインストアで利用できるデジタルクーポンが付与されるなど、回収サービスの利用者に特典を用意しています。また、再生素材などの環境に配慮した素材で作られた製品は、洋服やアクセサリーなど、ラインアップも豊富です。再生素材を使用している製品にはグリーンタグが付いているので、消費者も探しやすくなっています。

まとめ

再生素材を販促品に活用した場合、さまざまなメリットを得られます。ただし、低品質の販促品を配布してしまうと、宣伝効果などの成果は期待できないでしょう。クオリティの高い販促品を製作するには、外注業者選びが肝心です。自社の要望に合わせてくれる業者を選びましょう。

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