推し活とヲタ活の違いは何?企業ができる活動を解説
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こんにちは「大同至高」のライターチームです。
アイドルの応援活動を指す「推し活」という言葉ですが、現在ではアーティストやアニメキャラクターなど幅広いジャンルで使われる言葉にまで広まりました。
また、似たような言葉として「ヲタ活」と呼ばれるものもあり、「何が違うのだろう」と疑問に思う方も見られます。今回は推し活とヲタ活の違いについて解説し、企業が推し活やヲタ活を後押しするメリットや活用できるグッズをご紹介します。
なお、推し活についてさらに知りたい方は「推し活とは?「推し」の対象やおすすめグッズを紹介」もぜひご覧ください。
推し活とヲタ活の違いはある?
まずは、推し活とヲタ活がどう違うのかについて解説します。元々推し活とヲタ活はそれぞれ異なる言葉として使われていましたが、現在ではほとんど同じものとして扱われています。ただし、明確な定義はなく個人によってニュアンスが異なるため、あくまで「こういったイメージのもの」である点にご注意ください。
いずれも自分が好きな人や物を応援する活動
推し活とヲタ活に共通している部分は、自分の好きな人や物を応援する活動を指しているところです。元々推し活はアイドル、ヲタ活はアニメキャラクターを対象とした言葉であったそうですが、どちらも「好きなものを応援したい気持ち」を持つ点には変わりありません。
一説にはソフトなファンを「推し活」、熱烈なファンを「ヲタ活」と熱狂度で両者の言葉を区別することもあるそうです。何をもって推し活、ヲタ活と呼べるか明確な線引きはありませんが、どちらもファンである点に間違いはないでしょう。
近年は「推し活」のほうが使用頻度が高い
実は「推し活」というワード、2021年の流行語大賞にノミネートされています。きっかけは不明なものの、流行語大賞にノミネートされた前後から世間一般で広く浸透したのは間違いありません。実際に2020年前後は「推し」という言葉が漫画やアニメでも使われるほど浸透していました。
推し活という言葉が広く浸透したせいか、現在ではヲタ活を推し活と言い換えるケースも多いようです。また、世間一般に「オタク」という言葉の響きが嫌で「推し活」と言い換えている可能性もあります。昔は「オタク」という言葉を差別的な意味合いで使うケースもあったそうです。
現在ではオタクであることに悪いイメージを持つ人はほとんどいませんが、推し活と呼んだほうが「カジュアルで万人受けしやすいから」と言い換えているのかもしれません。
「推し活」の方が幅を持たせて使える
一言に「推し活」といっても、その活動内容は多岐にわたります。例えばアーティストやアイドルならライブや握手会に参加する行為も「推し活」に含まれますし、Vtuberならライブ配信でのコメント投稿、アニメキャラクターなら聖地巡礼も「推し活」の1つです。
推し活の内容は「イベント参加・布教活動・グッズ収集」の3つが主体とされていますが、推しの対象を応援する行為なら基本的に「推し活」に含まれます。1人のファンとしてやっていることはすべて「推し活」と呼べるため、非常に使いやすい言葉として浸透しているのです。
人々が推し活にハマる3つの理由
ここからは、人々が推し活にハマる理由のうち、大きいとされる3点について解説します。一説では「推しがいると人生が豊かになる」とも言われますが、推しと呼べる対象がいない方からすると不思議に思うでしょう。世間では推し活にハマりすぎてしまうことを「沼」とも呼び、それほどハマる理由には、以下が挙げられます。
心の拠り所を得られる
人生の中では物事がうまくいかないときや不幸にさいなまれることがあります。さみしいとき・満たされないとき・ストレスがあるとき、誰かに支えてもらいたいと思うものです。そんなとき、推しの存在が支えになることもあります。
これまでの人生で「へこんだときにこの曲を聴くと安心する」「あの人の言葉が心に刺さった」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。自分の尊敬する人や好きなキャラクターが生み出すコンテンツや言葉は、その人の心の拠り所になるのです。
承認欲求を満たせる
自分の好きなアーティストやVtuberといった推しの対象がテレビに出演したり、なにかの賞を取ったりして、嬉しくなった経験はないでしょうか。これは承認欲求の1つで、自分が推している人が活躍する姿を見ると、まるで自分が認められているような気分になれます。
また、自分の推しが世間から認められたり認知度があがったりすると、誇らしく思うものです。例えば、インディーズ時代から推しだったアーティストの武道館ライブが決定すると、まるで「子どもが立派に育った」といったような感覚を覚えることがあります。このように、推しが活躍すればするほど、自分の承認欲求が満たされるのです。
生活に「幸せ」「頑張る源」を作れる
推しがいること自体が心の支えになっているケースもあります。「今週推しのライブがあるから仕事を頑張れる」「推しのインスタライブがあるから早く仕事を終わらせよう」など、推し活を人生の楽しみの1つとすることで、毎日のモチベーションが上がるのです。
仕事や収入は日々の生活を維持するのに必要不可欠な要素ですが、すべての人が仕事に対してやりがいを感じながら過ごしているわけではありません。中には辛さを感じる仕事を無理に続けている方もいるでしょう。
そんなときでも、推しがいることで日々の生活に楽しみが生まれるため、毎日の辛い仕事でも積極的に頑張れるのです。
また、同じ推しがいる者同士でコミュニティを形成することで「共感を得る」という幸せを享受できます。近年はSNSを通じた推しのオフ会やオンラインコミュニティも数多く存在するため、共通の推しを持つ仲間同士で交流するのは難しくありません。
企業が推し活やヲタ活を後押しするメリット
推しの対象には総じて著作権や肖像権が適用されるため、推し活・ヲタ活のビジネス活用においては企業の入る余地がないように思われます。しかし、推し活やヲタ活には「自作で推し活グッズを作りたい」というニーズがあるため、自作グッズのベースを提供するなら事業展開が可能です。
また、事前に対象の版権を獲得していればグッズの販売もできるでしょう。こちらでは、推し活やヲタ活を企業が後押しするメリットについて解説します。
企業認知度の向上
推しのグッズを開発して販売することで、企業そのものの認知度を向上させられます。例えば、クオリティの高い推しのフィギュアを販売すれば、ファンから「あそこが作っているフィギュアはクオリティが高いから次も買おう」と思ってもらえます。
しかし、ここで注意したいのが「グッズの品質」です。推し活をしている人は総じて推しに対する熱意が大きいため、品質の低いグッズを提供するとSNSで炎上したり、企業ブランドを損ねる可能性もあります。作り込みが大切になると言えるでしょう。
顧客満足度の向上
推し活をしている人のニーズを捉えた商品を開発・販売できれば、顧客満足度の向上につながります。例えば、夏場の野外ライブやイベントが控えているなら、ハンディファンやうちわといったグッズ展開が考えられます。
著作権や肖像権があるタイプのグッズ販売は競合が多いため、品質だけでなく推し活をしている人たちのニーズを的確に捉えなければなりません。言い換えれば、推し活をしている人が何を求めているか把握できれば、推しを通して自社のファンを増やせるでしょう。
また、特殊なビジネス展開としては、推しのモチーフとなるアイテムを販売する方法もあります。
例えば、2023年のWBS(ワールド・ベースボール・クラシック)では、日本代表のヌートバー選手の決めポーズをきっかけに胡椒挽きが大量に売れたそうです。また、とあるアニメの流行をきっかけに、主人公が着ていた黒と緑の「市松模様」の生地を使ったアイテム類の売り切れが続出しました。このように、推し関連のアイテムに商機を見いだすことも可能です。
顧客の定着
ファングッズで一定の評判を獲得できれば、顧客が定着して他のグッズ展開をしたときでも買ってもらいやすくなります。「推しのグッズ」というだけで購入する方も一定数いますが、多くの人は実用性や品質もきちんと見ているものです。
企業として恥じない性能の商品を展開できれば、推しを介さなくても商品のクオリティだけで勝負できるでしょう。
企業が推し活やヲタ活で活用できるグッズをご紹介
ここからは、企業が推し活やヲタ活を後押しするグッズを展開する際の商品例を5つ紹介します。これからグッズ販売をしようと考えている方は、参考材料にしてください。
クリアブロマイド
クリアブロマイドはキャラクターグッズの定番です。低コストで大量に生産でき、ファンにとっても入手しやすいため高い人気があります。また、製品の一部にデザインするグッズ類と違って、全面に大々的にデザインできる点が魅力です。複数柄の印刷も可能なので、コレクションアイテムとして販売するのもおすすめです。
チェキケース
チェキケースとは、お気に入りのチェキの写真を収納できるアイテムです。こちらの商品ではチェキをいれた外枠に、推しの写真やイメージカラーなどをデザインするのがおすすめです!ボールチェーンを通せばキーホルダーとしても使えるため、コレクションから布教アイテムまで、幅広い用途で使用可能です。
チケットファイル(上部インデックスタイプ)
こちらは防水性の高いPP素材を用いたチケットファイルです。アーティストやアイドルはリアルイベントを実施するケースがほとんどなため、チケットファイルには一定の需要が見込めます。
近年はオンラインチケットも普及していますが、紙のチケットもまだまだ現役です。半券をコレクションにしている方も多いため、水や折れに強いPP素材ならチケットを良好な状態のままにしておけます。
ストローデコ
こちらは、ストローに装着できるタイプのデコレーショングッズです。好きなキャラクターをデザインして手軽に装着できるため、いつでもどこでも推しと一緒にドリンクを楽しめます。コラボカフェや飲食店のコラボイベントの来店ノベルティとしてもおすすめです。
ネイルシール
こちらは、シールを選んで貼るだけで完成するタイプのネイルシールです。近年は自由度の高いネイルが数多く登場しており、中には推しの写真をデザインしたネイルを付けている方もいます。布教グッズやライブ参加の装飾品としての需要が見込まれるでしょう。
大同至高株式会社では企業向けだけでなく推し活でも使える、オリジナル推し活グッズの製作を、一部小ロットでも請け負っています。布教やライブ参戦といった用途でオリジナル推しグッズ製作を検討する場合は下記もご覧ください。
まとめ
推し活やヲタ活をしている方は、熱意や生きがいを持って推しを応援しています。グッズ展開を検討している企業の方は、推しがいる人の情熱やニーズを的確に捉えて、オリジナルのファングッズを作製し、満足度の高い商品を販売して、推し活を後押ししましょう。
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