シニアマーケティングとは?世代の特徴と効果的な販促アイテムを解説
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こんにちは「大同至高」のライターチームです。
近年、シニア層に対してアプローチを行う「シニアマーケティング」に注目が集まっています。シニア層へのアプローチ法は様々ですが、これまでのマス広告だけでなくスマートフォンやパソコンを使ったWebでのアプローチも目立ちます。
今回は、シニアマーケティングについて、オフライン・オンライン両者での実施におけるポイントや、販促で活用したいおすすめのグッズを紹介します。シニア層をターゲットとしている企業はぜひ参考にしてください。
シニアマーケティングとは
ここではまず、シニアマーケティングについてその概要を解説します。一口にシニアマーケティングといっても、細かく分類すると特徴が異なるため、自社の商品やサービスに合わせて明確なターゲティングが求められます。
シニア層にも種類がある
シニア層というと一般的に60代以降の年代をイメージします。しかし、シニア層には健康に問題がなく行動的なアクティブシニアや、要介護認定されているケアシニアなど、様々なタイプに分かれていきます。
自社のサービスや商品が、シニア層向けといってもタイプによっては「サービスを利用できない」「適していない」といった可能性もあるため、種類を理解した上でのアプローチが求められます。
シニアマーケティングを行うべき理由
シニアマーケティングが求められる理由としては、シニア層の増加や市場規模の拡大が挙げられます。65歳以上の高齢者は2023年9月時点で3623万人と非常に多く、全体の占める割合も増加傾向にあります。
そして、総務省が行っている調査によると、スマートフォンを保有している割合は60代、70代においても非常に多くなっている現状が見られます。(下記グラフ)
上記のデータから、シニア層に対してはテレビや新聞だけでなくデジタルデバイスを通してのマーケティングも有効といえるでしょう。
なお、下記は総務省が発表する高齢者の人口についてのデータですが、2023年度の高齢者人口の割合は全体の29.1%と過去最高になっています。
高齢者の割合が増えることから、様々な市場においても若年層だけでなくシニア層にアプローチする必要が出てきています。
各シニア層の特徴
シニア層といっても詳細に分類すると6つのタイプに分けられます。ここでは各シニア層の特徴について細かく見ていきましょう。
1.現役シニア
現役シニアは65歳以上でかつ働いている人を指します。雇用形態は退職し、再雇用や非正規雇用で働くタイプ、企業の役職者として引き続き活躍するタイプなど様々です。いずれも仕事や趣味に対して関心が高く、また行動的な特徴があります。
2.アクティブシニア
アクティブシニアは65歳以上で趣味や社会奉仕活動などに取り組む層を指します。具体的には旅行やスポーツ、またボランティア活動などが代表的です。仕事をリタイヤした後に自分の力を活かし、社会で役立てようと考える方も多い傾向です。この世代もまだまだ健康で行動的な特徴が見られます。
3.ノンアクティブシニア
ノンアクティブシニアは自宅で過ごす傾向のあるタイプを指します。自宅で過ごす理由としては、経済的な理由や健康的な理由が代表的です。しかし、自宅で過ごす中で読書や動画鑑賞、ゲームや家庭菜園など、自宅だからこそ必要になるサービスとの相性が良いでしょう。
4.ディフェンシブシニア
ディフェンシブシニアは年金が主な収入であるものの、健康的で時間にゆとりがある層を指します。贅沢をするのではなく、今あるお金で堅実な暮らしを送っている特徴があります。この中にはまだ扶養家族がいる方も含まれており、やや金銭面での負担を抱えています。消費の傾向としては慎重に商品やサービスを検討し、リスクを避けるといった特徴が見られます。
5.ケアシニア
ケアシニアは生活において介護やサポートが求められる層を指します。医療サービスや各種福祉サービスを使用しながら生活しているため、余暇に時間を使うというよりは日々を快適に過ごすための生活用品にお金をかける傾向があります。消費行動があまり見られないものの、高齢化が進む昨今において増加傾向にある層といえるでしょう。
6.ギャップシニア
ギャップシニアとは体力が衰えるにつれて、自分が「やりたいこと」と「できること」の間にギャップを感じている層を指します。年金生活になり、さらに健康面でも少しずつ問題を抱え始め、消費活動に対しても消極的になっている傾向があります。ギャップシニアへのアプローチを行う際は、よりターゲットに寄り添った訴求や商品の展開が求められます。
シニアマーケティングのポイント
ここからはシニアマーケティングに着手する際、知っておきたい5つのポイントを紹介します。シニアマーケティングは、シニア層の中でもターゲットを詳細に定めた上で情報を入手しやすく、また商品を購入しやすい状態を整えることが大切です。
1.アナログの手法を取り入れる
シニアマーケティングにおいてはアナログの手法も取り入れる必要があります。若年層をターゲットとする場合、オンラインで情報収集から購入までが完結するサービスが重宝される傾向があります。
一方で、シニア層の中には、デジタルデバイスを使えるものの、商品の購入やサポートにおいては「実際に体感したり、担当者の話を聞いて対面で決定したい」というニーズも伺えます。そのため、安心して購入まで至れるかという観点でアナログ手法を取り入れることも欠かせません。
2.年齢層を絞り込む
先ほど紹介した通り、シニア層といっても様々な特性が見られます。そのため、商品やサービスに合わせて具体的なターゲット設定が求められます。例えば、家庭菜園で使う便利グッズを展開する場合は、現役シニア・アクティブシニア・ノンアクティブシニア・ディフェンシブシニアなどの層をターゲットとする必要があります。さらに、その属性の中でも年齢を絞り込んでいくと、より適切なアプローチが行えるでしょう。
3.「高齢者」「お年寄り」のワードを使わない
シニア層にアプローチする場合は、「高齢者」や「お年寄り」などの文言を避けましょう。特に、アクティブシニアの場合は「自分はまだまだ社会で活躍できる」と考え、行動しているにもかかわらず、高齢者やお年寄りと一括りにされてしまうと反感を買う可能性があります。
また、シニア層になると加齢から自身の健康に対してデリケートになっており、高齢者やお年寄りと呼ばれることで「自分はもう活躍できる立場ではないのかもしれない」「第一線から引退すべきなのかもしれない」と、後ろ向きな考えにつながる可能性も考えられます。
シニア層にアプローチする際は、加齢による悩みに寄り添いながらも、言葉のチョイスは慎重に行いましょう。
4.ターゲットを設定する
シニア層にアプローチする際は、年齢だけでなく具体的なターゲットのイメージを設定していきましょう。具体的には下記の項目を設定します。
- ・性別
- ・住んでいる地域
- ・趣味
- ・健康状態
- ・家族構成など
より詳細にターゲットを決めていくことで、商品やサービスのコンセプトを、よりニーズに即したものに仕上げられます。ターゲットを設定する際は、実際にターゲット層にアンケートを行ったり、商品を試してもらったりする方法が有効です。市場調査と組み合わせて実際の生の声も活用しましょう。
5.「子ども・孫へのプレゼント」を目的にする
シニア層の中には「自分にはもうお金を使わなくてもいい」と考える方も見られます。若い時期に興味のあるものに積極的に取り組んだ場合、老後は「子どもや孫のためにお金を使いたい」と考え、自身の消費については消極的な傾向もあります。
その場合は、「子どもや孫へのプレゼント」を目的に商品やサービスを展開すると良いでしょう。ターゲット当人にアプローチするだけでなく、周辺環境を鑑みた商品やサービスの展開も一つの選択肢です。
シニアマーケティングは通常のマーケティングと比較して、より詳細にターゲティングが求められます。自社商品の現状を鑑みた上で、シニア層でどのようにターゲティングすると売上が期待できるかを考えていきましょう。
シニア層におすすめ!ノベルティグッズ3選
シニアマーケティングはニーズを把握した上で、オンライン・オフライン双方でのアプローチが求められます。特に、「対面で商品やサービスを購入したい」というターゲットの場合は、イベントや説明会など、オフラインでの機会を設け自社の印象を残すことが大切です。
そして自社の認知度を高めるためにはノベルティグッズの配布も一つの手です。ここではシニア層におすすめのノベルティグッズを3つ紹介します。
対面のイベントでは自社の資料を提供するだけでなく、喜んでもらえるグッズも合わせてプレゼントしてみましょう。
デオドラントハンガー
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デオドラントハンガーは高い消臭効果を持つデオドラントシールが付いているアイテムです。職場のロッカーや自宅のクローゼットなどに入れておくと、消臭効果が期待できます。シート上でコンパクトなため、イベントでの配布の際持ち運びが便利です。組み立てる必要もないためシニア層の方でも扱いやすいでしょう。
まな板
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少し変わったノベルティ配布をしたい場合、まな板もおすすめです。PP製の薄くて軽いまな板は、イベントでのプレゼントに最適です。まな板は人によって食材ごとに使い分けることもあるため、重宝してもらえるでしょう。
お薬手帳カバー
まとめ
シニアマーケティングは65歳以上の方の中でもさらに細かく分類されるため、詳細にターゲティングした後に具体的な戦略を考える必要があります。積極的に消費を行うのか、そうでないのかにより、商品やサービスの価格帯や、ラインアップは大きく異なります。
自社のサービスや商品をどの層に届けたいのかを明確にした後に、オフライン・オンラインで必要な施策を講じていきましょう。
シニア向けのノベルティグッズは下記もご覧ください。
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