特殊印刷とは?目的別印刷手法を紹介

投稿日:

こんにちは「大同至高」のライターチームです。
特殊印刷とは、通常の印刷とは異なる特別な技法を用い、印刷物に独特の風合いやインパクトを加える印刷手法です。本記事では、様々な特殊印刷の種類を一覧で紹介し、企業やイベントに最適な印刷手法の選び方や、目的に応じた素材の選定方法について詳しく解説します。

また、予算やターゲットのニーズに合わせた素材の選び方を説明し、特殊印刷を用いた魅力的なアイテムを紹介します。特殊印刷を利用して効果的な広告を作成するために、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

特殊印刷とは?目的別印刷手法を紹介-写真

色々ある!主な特殊印刷の一覧

色々ある!主な特殊印刷の一覧

特殊印刷には様々な種類が存在し、印刷物に高級感を与えたり、インパクトあるアピールを狙ったりと、用途により効果的な使い分けが可能です。

ここでは、多様な特殊印刷の中から3つの手法を紹介し、それぞれのメリットやデメリットを明らかにします。特殊印刷にはどのような活用方法があるのか、ぜひ参考にしてください。

【ワンランク上の商品】箔押し印刷

箔押し印刷は、金箔や銀箔などを用いた印刷手法で、印刷物に独特の金属光沢を持たせられます。金銀の煌びやかな印象で、非常に目を惹く仕上がりになるため、企業名や招待状の表紙などの目立たせたいポイントで用いることで、効果的なアピールになるでしょう。

箔押し印刷というと、金色や銀色のものをイメージしやすいものですが、実はそれ以外にも様々な種類があります。色とりどりの金属箔や艶消しの箔など、色や質感のバリエーションは豊富で、多彩な表現ができる点も特徴です。ただし、コストが高いことや、小ロットの印刷には向かないなどのデメリットもあります。

【アピール重視!】蛍光印刷

一般的な印刷よりも鮮やかで輝度の高いインキを用い、カラフルな色彩でアピールする手法が蛍光印刷です。明るく色鮮やかな仕上がりは、スポーツ観戦の際のグッズやノベルティグッズ、ステッカーやシールなどに用いることで、非常に目立つ効果が期待できるでしょう。また、安全グッズのような視認性が求められる用途にも向いています。

しかし、目立つ色彩だけに、使用する場面が限られる点には注意が必要です。派手な色彩が好まれないような用途の場合には使用を控えた方が良いでしょう。また、過剰に使いすぎると、どこを強調したいのかが曖昧になってしまうため、使いすぎは禁物です。

【夏の夜に!】蓄光印刷

蓄光印刷は、日光やライトの紫外線を受けることで光を蓄え、暗闇で光る特殊なインキを用いた印刷手法です。蓄えた光の量に応じて明るさや持続時間は異なりますが、光にさらせば何度でも繰り返し発光します。

蓄光印刷は、暗い場所で目立たせたい場所に用いるのが効果的です。祭りのグッズやコンサート会場で使うアイテムなどに、特によく使用されています。蓄光印刷は、定期的に光に当てなければ発光しないため、常に光が届かない場所では使用しにくいという点には注意が必要です。

差別化を図りたい!目的別の印刷手法や印刷素材

差別化を図りたい!目的別の印刷手法や印刷素材

特殊印刷や特殊素材を適切に活用することにより、製品や広告物にユニークな価値を付与し、他との差別化を図れます。

それでは、目的に応じて特殊印刷や特殊素材を選択する場合、具体的にはどのような印刷方法や特殊素材を選ぶのが良いのでしょうか。ここでは、目的別に具体例を挙げて紹介します。それぞれ効果的なケースを把握するために役立ててください。

カタログやポスターを作る企業向けの「厚盛り」

厚盛り印刷とは、インキを厚く盛り上げて印刷することで、文字やロゴに立体感を持たせ、高級感ある質感でインパクトを与える印刷手法です。立体的にインキを盛り上がらせるため、透明な素材とも相性が良く、カタログやポスターなどに幅広く利用できます。

厚盛り印刷により、文字や絵柄に独特の質感と立体感が出るため、近未来的で高級感のある雰囲気を演出可能です。ただし、印刷コストが高くなる傾向がある点には注意しましょう。厚盛り部分が割れてしまう場合もあるため、使用するシーンが限定される点もデメリットと言えます。

推し活グッズを作る企業向けの「ラメ」

ラメ印刷とは、キラキラと輝くラメの粒子をインキに混ぜて使う印刷方法です。どこから見るかによって輝きや色彩が変化し、煌びやかな印象を与えられるため、豪華で派手な雰囲気を演出できるでしょう。

ラメ印刷は、推し活グッズのような人目を惹くアイテムとの相性がよく、華やかな雰囲気が欲しい場面に最適です。プレゼントやイベント関連のグッズなどにも良くマッチするでしょう。

ただし、ラメ印刷は細部の表現に限界がある点に注意が必要です。ラメの粒子よりも細かいデザインにすると、ラメとデザインがお互いを目立たなくしてしまいます。

子ども向け商材に「書けるPP」

書けるPPは、鉛筆や色鉛筆などで文字や絵をかけるように特殊な加工を施したポリプロピレン(PP)です。鉛筆で書いたものは消しゴムで消して何度も使用できるため、子ども向け商材との相性は抜群です。塗り絵帳やワークブックなど、子ども向けのグッズに書けるPP加工をして、様々なバリエーションを作れるでしょう。

温もりある商材に「フェルト調PP」

フェルト調PPは、布や動物の毛のような手触りを持つことから、温もりある商材と相性が良い特殊素材です。アパレル商材やインテリア商材とも親和性が高いでしょう。例えば、動物の毛並みや、布の素材感など、柔らかで温かい印象を求める商品に適しています。

グッズ製作×素材選びのポイント

グッズ製作×素材選びのポイント

グッズ製作の際に、どんな素材を使うのかというのは非常に重要なポイントです。選んだ素材によって、グッズの見た目や触った時の感触が大きく異なり、買う側のモチベーションをも左右します。

ここでは、予算とターゲットの利用シーンに合わせた、素材選びのポイントを詳しく解説します。

予算に適した素材を選ぶ

グッズの製作に使える予算によって、選べる素材は変わってきます。グッズ製作には多様な手法がありますが、それぞれかかるコストが異なるため、予算に見合った素材選びは非常に重要です。

グッズ製作に取り掛かる初期の段階で、予算を正確に把握し、その予算に基づいて素材を選定することをおすすめします。コストを抑えて品質を高めるのは難しいため、コストカットしながらも品質を落とさないバランスを見極めなければなりません。

大量生産により単価を下げられる場合もあるため、どれだけの量のグッズを製作するかということも、事前に明確にしておきましょう。

ターゲットの利用シーンに合わせて素材を選ぶ

グッズ製作において、ターゲットの利用シーンに合った素材を選ぶことが重要です。どのような場面で利用するのかを考慮して、ぴったりの素材を選ぶことにより、そのグッズの実用性が向上し、ターゲットから格段に受け入れられやすくなるでしょう。

例えば、夏の浜辺でのイベント用のグッズには、撥水性の高い素材が適しています。また、ハイブランドの販促グッズには、箔押しや高級感を感じさせる素材が喜ばれるでしょう。

ターゲットがどのようなシーンで利用するかを想定し、それに適した素材を選ぶことにより、グッズの魅力を最大限に活かすことにつながるのです。

シーン別のおすすめ特殊印刷・素材アイテム

シーン別のおすすめ特殊印刷・素材アイテム

ここでは、アウトドアで使うグッズやラグジュアリーなアイテム、エコ素材やイベントでの利用など、4つの使用シーンを想定しておすすめアイテムを見ていきましょう。

アウトドアな蛍光印刷のアイテム

野外でのイベントやスポーツ観戦などで役立つアイテムとして、メガホンやハンドクラッカー、うちわなどがあります。蛍光印刷を用いることにより、これらのアイテムは鮮やかな色で目立ち、イベントを盛り上げる効果が期待できるでしょう。

蛍光印刷ならば、夜間や人混みの中でもしっかりと存在をアピールできるため、アウトドアでのイベントにとって、なくてはならないアイテムになるはずです。オリジナルデザインで統一して、チームやサークルを盛り上げるのも良いでしょう。

ラグジュアリー!箔押しの印刷アイテム

箔押し印刷は、豪華で煌びやかな見た目から、プレゼント用のパッケージや小売用のクリアファイルなどに向いています。一般的な商品であっても、箔押しのアクセントを加えることにより、高級感ある特別なアイテムに早変わりです。

キラキラと輝く箔の光沢は、グッズにラグジュアリーな雰囲気を与え、贈り物としての価値も高めてくれるでしょう。また、販売用のアイテムとしても、消費者の購買意欲をかき立てる効果が期待できます。

エコで企業のブランディング!エコ素材のアイテム

サスティナビリティが重視される現代において、エコ素材のアイテムは企業のイメージアップに大いに貢献するでしょう。例えば、リサイクル可能なエコ素材で作られたクリアファイルや、自然に還元されやすい素材で作られたペンスタンドなど、企業の環境に対する配慮をアピールし、企業としてのブランディングに有効です。

エコ素材のアイテムは下記の記事でも多数紹介しています。ぜひ参考にしてください。

夏のイベントに!PP素材グッズ

PP素材のグッズは、耐水性や耐久性が高く、夏場のイベントや多くのアウトドア活動において効果的に利用できるでしょう。夏場のイベントでは、デオドラントハンガーや簡単に組み立てられるクラフトグッズが活躍してくれます。

汗や湿気の多い夏場は、浜辺や河岸の花火大会など、水に濡れる可能性があるのが特徴です。PP素材で作られたグッズはその利便性を発揮してくれるでしょう。また、PP素材は軽くて丈夫であるため、移動の多いイベントや長時間の使用にも適しています。

まとめ

本記事では、多様な特殊印刷・特殊素材が商品や広告の目的に応じてどのように利用されるかを紹介し、それぞれの手法の特徴やメリット・デメリットについて解説しました。

グッズ製作には素材の選定が非常に重要です。様々な素材や適切な印刷手法を選ぶことにより、企業や商品の魅力を引き出し、ブランディング的な価値を向上させられるでしょう。

他社との類似品を避けて効果の高い販促品グッズを制作するなら、デザインも含めた完全オリジナルノベルティの制作が可能な、大同至高株式会社にお任せください。純国産の社内一貫生産で、企業イメージを損なわない安心品質の販促品をお届け致します。商品サンプルやカタログ、お見積、また量産前のインクジェットサンプルのご確認も無料です。

まずは、制作可能なオリジナルグッズの種類などを下記リンクよりご確認ください。

無料お見積り・お問い合わせ

大同至高の販促グッズ

大同至高株式会社ロゴ

ノベルティ・販促品作成に困ったら、大同至高へおまかせください。大同至高は360種類を超えるオリジナル商品のお取り扱いがあります。 名入れはもちろん、全面フルカラーでオリジナルデザインが入れられるだけでなく、サイズ変更や、コンテンツに合わせたクラフト設計など、完全オリジナルのグッズ作製ができます。無料サンプル作製サービスも行っております。お気軽にご相談ください。

最近書いた記事

トップに戻る